釜で炒った、丸い形状の「釜炒り玉緑茶」

嬉野製釜炒り茶のはじまりは、日本で煎茶が普及する以前にまで遡ります。

それは嬉野に中国・明の陶工が焼き物文化と同時に、自家用のお茶を栽培したことに始まります。1504年、陶工・紅令民が明から南京釜をもちこみ、本格的に炒葉製茶法を伝えます。

その後、大浦慶により海外にはじめて輸出された日本茶として、世界に日本茶を知らしめたお茶となります。550年もの歴史をもつ嬉野製釜炒り茶。いまもその製法は受け継がれています。

釜で炒った、丸い形状の「釜炒り玉緑茶」

生葉を蒸さずに高温の釜で炒り、丸い形状に仕上がったお茶のことです。

釜伸び茶と同じように、「生葉を熱処理し、葉の形状を整え、水分をある程度まで下げて保存に耐えられる状態」にする荒茶製造加工において、釜で炒って製造しただけでなく、玉緑茶と同様に精揉(せいじゅう)工程がなく、回転するドラムに茶葉を入れ、熱風を通して茶葉を乾燥させたお茶が「釜炒り玉緑茶」です。

精揉工程がないので、茶葉が撚れておらず、丸いぐりっとした形状に仕上がります。「釜で炒る」ことや「ぐりっ」とした形状の特徴から、「カマグリ」とも呼ばれます。

嬉野の山奥で、昔ながらの釜炒り茶を

嬉野でも数少ない自園・自製で一番茶のみを使用し、直火で釜炒りしております。是非この機会に貴重な釜炒り茶の独特の香ばしさ、喉ごし、爽快感をご賞味下さい。

〒843-0305 佐賀県嬉野市嬉野町大字不動山乙1921

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